レザークラフト教室 技法 「菱目のピッチが綺麗に見える打ち方」

さて今回の技法は菱目打ちの使い方の第二弾

菱目のピッチが綺麗に見える打ち方をお伝えしたいと思います。

菱目のピッチを揃えるとは?

手縫いの穴をあける手縫いの始点と終点があり

それに合わせて菱目を打っていきます。

ですがピッチが固定されている菱目打ちですので

始点と終点の間で綺麗にピッチ通りに穴をあけることは難しいと思います。

例えると4mmピッチの菱目で始点と終点の距離が41mmの場合

4mm×10回=40mmで1mm余ってしまいます

この1mmをどうするかという技法です。

ではまずは打ち方からご覧ください。


①下の写真は説明用に線引きした革を用意しました。

 少し見づらいですが赤い矢印付いた筋は同じ距離になっています

②下のラインは菱目で普通に右から左へ打った場合です。

 最後のピッチ(左の矢印1つ手前)がずれていて綺麗な仕上がりになりません。

③上のラインを綺麗になるように打って行きたいと思います。

 まずは打ち終わる方から数個のピッチの跡を菱目打ちで付けます。

(右から半分ぐらいまで菱目を普通に打っています)

④次は打ち進めてきた方も1つ跡を付け 付けた跡よりもほんの少し

(0.2~0.4mmほど)左にずらして打ちます。 (縮める場合は右にずらして。)

(写真の赤の矢印がピッチ通りの場所、白の矢印が調節の為に打つ位置)

 この工程を繰り返して縫い終わる方から付けた跡に重なったら 普通に打ってください。

⑤白い矢印の菱目が近づき最後のピッチも綺麗に見えて違和感が無くなると思います。

⑥簡単に言ってしまうと数回に分けてピッチを

 少し広げて 誤魔化していると言った感じですね

 これで菱目打ちの打ち方は終わりです。

 菱目打ちはレザークラフトではよく使う工程ですので

 ハギレなどで直線や曲線の菱目打ちを練習していただくほうがいいでしょう

 次回 レザークラフト教室 技法では 手縫いの仕方をお伝えしたいと思います。

 

 最後まで見ていただきありがとうございます。

 ではまだまだ更新していきますのでまた覗いてみてください。

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 今回必要な工具は

 菱目打ち・打具・ゴム板・フェルト


Leather Craft Lotus

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